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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2017年(平成29年)2月25日 ベストグループ道北道東地区見聞会 ③

四年で、働いて下さる方が五千四百名を突破しました。普通ではあり得ません。そして、五年目に無理な売上目標を掲げて、とうとう私の人格が破綻しました。

それまでは命の大切さ、人間性の大切さを忘れませんでしたので、みんな「社長、社長」と寄ってきて下さいました。私は威張っていませんでした。ところが、五年目で「俺の力だ」と威張り出しました。それで人格が破綻し、人が離れていきました。

つまり、命の大切さと人間性の大切さを忘れて欲望の権化になった時に、人が離れていくのです。「もう駄目かも知れない」というところまで落ちました。その時に、たった一言「神様、助けて下さい」と言っただけで、奇跡が起こりました。

溺れる者は藁をも縋(すが)るのです。その時には、私は見えない存在を信じることができるようになっていました。仕事の魅力に取り憑(つ)かれ、売上の魅力に取り憑かれた時に、基礎を忘れたのです。

大地に根を張ることを忘れたのです。大地に根を張らなければ、何をやっても上手くいかないのです。私はこの資本主義社会の中で成功者と言われる方と何人かと会ってきましたが、目に見えない存在に本当に手を合わせておられる方々は、立ち上がった方が多いです。

その方々は、一度は何らかの形で潰れかけておられます。その中で、見えない存在に手を合わせた方は立ち上がられている方が多いです。しかし、今の方々は目に見えるものばかりを求めているから、大地に根を張ることを忘れてしまっているように感じます。

人格を支えている大地の中の根が小さい限りは、必ず倒れるでしょう。大地に根を張ることが、命の存在を学ぶことなのです。そして真理を学んだら、地下水に到達するのです。そしてその時に、何があっても揺らがない、不動の人間になるのです。

私は人類の未来のために生きています。人間の生まれた目的は、教育基本法にも書かれている、真理と正義を希求することです。正義の心がない限り、真理は理解できません。

真理と正義は一番大事なものです。ですから、正義がない方は真理を学ぶことはできません。私は正義心があったから、この役目を与えられたのでしょう。ありがとうございました。

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